いいことがあったⅠ

人生がかかっているというのに、どうにも身が入らなかったので何となく施設を出た。その後スタバに入ったのは、場所を変えて美味しい飲み物を自分の目の前に吊り下げれば集中できるかもと思ったからで、そこで大学の先輩に偶然再会するとは全く思っていなかった。

 

注文してから品物が出てくるのを待っている間、知らない人に「お疲れ様です」と声をかけられて、ふと見上げると先輩その人だった。

びびった..こんなことあるのかと思った。先輩は楽器もめちゃくちゃ上手いし死ぬほど人格者で本当に尊敬してて、同時に感謝している人だ。

 

現在や過去のことをいろいろ話した。他愛もない話だった。楽しかった。先輩は仕事で疲れていた。

この人は現役時代誰よりも楽器を練習していた。だからこの人の前で自分は何かの才能がないんですとは言えないし、言う気にならない。そしてこの人が凄いのは、そういうのを一切鼻にかけないし、まあとにかく優しいのだ..。

 

スタバを出て別の店に入ってから、ドリンクを一杯奢ってもらった。それを飲み干してまたいろいろ話した。いい感じの時間になって二人で店を出て別れた。何か少し活力が湧いた気がした..ありがとうございました。

 

 

音程の外れた感じがいいな

 

ありがとうございます。

おやすみなさい。