まず、アビサーありがとうございました。
そのことについては今コツコツ書いているので皆さん待っといてください。きっちりやります(ガースー
アビサー前に突如アナウンスされた佐久間さんの新曲。アビサーでは色々ヤバかったらしいですが、コンセプトとか素敵だなって思ったので感想をば…
タイトル、リリックにおいて全面的に表面されている通り、この世に存在する様々な「美しさ」に対する賛歌となった。地上に蔓延する様々な苦難を受容しつつ、その中にも僅かな希望を見出していくような営みに連帯し、光を当てるような楽曲。
…とのことなのだが、まず音楽性どうこうよりも、佐久間さんがこの境地に辿り着いてしまったこと自体がそもそも美しいのではないだろうか。人生讃歌。
普通年取ったらあらゆるものに対して批評的になって接種する範囲が狭くなっていくものだと思うんですが、AVYSSや自身の活動を通してずっと若者やベテラン問わずあらゆる人々の活動に目を向け続けて全員から話を聞いて。私生活,仕事,音楽活動どこでも色々苦しみを味わって来ただろうけど、それがあったから優しくなれたりあらゆる物事の有り難みがわかるようになったのかなみたいな。一回お目にかかっただけで凄いわかったようなこと言うとりますが、そんな感じで全てに対して今もオープンであり続ける佐久間さんの人格の円熟味のようなものがそのままこの楽曲のテーマには表れてるんじゃないだろうかって思いました。
まずリリックが良いと思いました。「美しい…見るもの全てが…美しい。草、花、全てが、美しい。風、水、草、花…美しい。」最先端技術を駆使して色々アビサーでも色々やってたしそういう繋がりが沢山ある人だけど、そんな方が凄い身近なものに対して美を見出しているって言うのが良いですよね。日々の喧騒の中で忘れてしまっているかもしれないけど、それらって本来誰にでも感じられるもののはずで。ここではない何処かに想いを馳せたり無い物ねだりをする前に、まず既に在るものに対して目を向けたい…。
音楽面だけど、予想を裏切られた感じがありました。
本当にただ緩やかな風に草花が揺られている様子の様な…。相変わらずメロディーが好きで、30秒あたりのピアノの荘厳な旋律を聴くと胸が締め付けられる。切なくなる。もののけ姫のラストにこの曲は少し似ている。あそこまで希望的ではなくて、誰かが亡くなった後のような悲しみも含んでいるバランス。
苦難を乗り越えた先にパッと広がった草原の景色というか、何があってもずっと変わらないもの…。
舌下の大きな光verではガバキックの新たな可能性を引き出したりしてたけど、この曲ではBさんのシャウトもハードコア文脈から切り離されている。清廉なトラックの中で、なんていうかこう…単なるノイズではないけど切実すぎる叫びってわけでもない…みたいな、とにかく今までのBさんのイメージとは違う側面が引き出されている。西園寺さんは話し方が好きだった笑
後日書くけど、佐久間さんは本当にそらまあみんな惚れますわなって感じの人だった。そういえば「Raw youth was privy to the secret」というインスト曲が私は好きなのですが、あの欺瞞に振り回されるような景色から一気に開けた感じがありますね。
ツインピークスだなー最高
そしてUTSUKUSHIIですが、avyssの記事にはああやって書かれてたけど、個人的には何かこう…嬉しいことも悲しいことも色々あったけど、それに対して何一つ言わずに無言で外の景色を見つめるって感じがいいなあと思った曲でした。泰然自若。
そんな感じでした。本当に最近自分だめだなーとか思ってたけど、自分もこの境地に達することができるように頑張ります 以上です。
他最近いいと思った曲
kenjiさんのkitano blue思い出した
いい感じに簡素で、自然に近いところがいい。
おわり
おわりです